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ゼニア生地レーベル「エレクタ」とは

ゼニアの秋冬物の中でも、定番中の定番と呼べるレーベル「エレクタ」。「エレクタ」が定番である理由のひとつに、その完成度の高さがあります。

他の秋冬物のレーベル、たとえば「トロフェオ(秋冬物)」は2009年に、「トラベラー」は2010年に相次いでリニューアルされ、より高級感とオシャレ感ある生地になりました。しかし、「エレクタ」は、1929年に発表されて以来、まったくリニューアルされていません。つまり、84年前に誕生した時から、その品質、デザインともに完成されていた生地なのです。

エレクタマークこの写真は、1929年にエレクタの下げ札に付けられた星のマークです。このマークの上に付けられた説明文によると、「エレクタ(ELECTA)」は「高品質で素晴らしい素材(materials of quality and excellence)」を表すラテン語、つまりその名にふさわしいウールを使った生地である、ということを示しているわけです。

ゼニアのレーベルはどれも、生地の原毛から織りまで厳選し、こだわったものばかりです。その中でも「エレクタ」の存在感は特別です。というのも、「エレクタ」は、誕生してからずっとゼニアのスミズーラ専用に生産されている生地なのです。


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ゼニアの「スミズーラ」について簡単に説明しましょう。「スミズーラ」は、「あなたのサイズに合わせて」という意味。ゼニアが独自のパターンを使い、顧客ひとりひとりのサイズに合わせて、スーツのシルエットが一番美しくなるように仕立てるパターンオーダーのことです。

ゼニアにはご存知の通り、秋冬物レーベルの「トロフェオ(秋冬物)」「トラベラー」、春夏物の「トロフェオ(春夏物)」「トロピカル」をはじめ、さまざまなレーベルがあります。「エレクタ」以外のこれらのレーベルはすべて「既製品用」と「スミズーラ(オーダーメイド)用」の2つに分けられ、既製品用の生地はゼニアをはじめとするさまざまな世界的ブランドの既製品スーツに使用されます。しかし、「エレクタ」は、「スミズーラ」専用のレーベル。つまり、既製品には一切使用されません。これは、ゼニア社が「エレクタ」を「自社のスミズーラのためだけに使いたい」と考えている、ということを意味します。

ゼニアのデザイナー陣が、試行錯誤を繰り返して編み出してきたであろうスミズーラのパターン。そのスーツシルエットを仕立てるためだけに生産される生地と考えると、「エレクタ」の品質、特別感、贅沢さがおのずとわかることでしょう。

では、誕生当時からすでに完成されていた「エレクタ」の品質とは、どのようなものなのでしょうか。

「エレクタ」には、オーストラリア産のスーパーファインメリノウールの原毛が使用されています。

ウール、羊毛とひとくちに言いますが、羊毛のタイプは、大きく分けると、「オーストラリアやニュージーランドで生産されるメリノ種」、「イギリスなどで生産されるクロスブレッド(混血)種」、「そのほか」の3つに分けられます。この中でも、メリノ種は他に比べて繊維が細く柔らかいため、衣料品に使われることが多い羊毛として知られています。このメリノウールの中でも、特に繊維の直径が19.5ミクロン以下のものが「スーパーファインメリノウール」です。

メリノウール「エレクタ」に使われているスーパーファインメリノウールの原毛は、平均直径18ミクロン程度。原毛の繊維の太さを表す「Super」という表示を使うと、Super110’sクラスです。たとえばSuper’150sクラス(平均直径16ミクロン)の原毛を使用している「トロフェオ」などに比べると、若干太い原毛を使っているのですが、その分、耐久性があり、しわになりにくい生地に仕上がっています。

また、「エレクタ」は織り方にも特徴があります。
生地の代表的な織り方に、平織りと綾織りがあります。平織りは、縦糸と横糸が交互に交差した織り方で、綾織りは、たとえば縦糸が横糸の上を2本、下を1本、と交差するような、織り目が斜めになるような織り方です(図を参照)。綾織りにすると、生地に光沢感が出ます。生地に使われる糸は細い原毛に強い撚りをかけて作られることによって、糸自体にツヤが出るのですが、綾織りにするとその光沢感のある糸が生地表面に出る面積が大きくなるので、生地のツヤ感が増すのです。また、織り目が斜めになるため、見る角度によって陰影が生まれ、模様が浮かび上がるような感じになります。

織りイメージ「エレクタ」の中には、この平織りと綾織りを両方使った「混合織り」という方法で織られているものがあります。
「混合織り」の織り目の一例を、図で示すとこのようになります。

実際の生地で見てみましょう。

織り説明混合織りにすると、平織り部分と綾織り部分の織り目の方向が違うため、生地の安定性(型崩れのしにくさ)が悪くなる、つまり服のシルエットが崩れやすくなります。このため、一般的には、混合織りで生地を織ることはあまりありません。

では、なぜ「エレクタ」はあえて混合織りで織ることができるのでしょうか。その秘密は、糸にあります。先ほど、「エレクタ」に使われている糸について、他のレーベルよりや比較的太い、しっかりした原毛から作っているものを使っているという話をしましたが、もとの糸がしっかりしているからこそ、型崩れしやすいといわれる混合織りをしても大丈夫なのです。

「エレクタ」は秋冬用の生地であるにもかかわらず、軽くしなやかな手触りに仕上がっているため、生地の厚みを感じさせません。真冬はもちろんのこと、肌寒さを感じる秋口から、温かさを感じ始める春先まで、長い期間快適に着ることができます。

また、柄はシャドーストライプをはじめとするトレンド柄から、ヘリンボーン柄、5mm間隔のストライプのような落ち着いた定番柄まで、幅広いテイストのものがそろっています。
先ほどの織り方の話になりますが、よく生地を見ると、たとえば光沢感重視の生地は綾織り中心に、表面の変化やシャドーストライプなどを特徴にしたい生地の場合は混合に織られているのがうかがえます。ゼニアの生地織りの研究の成果がもたらしたこのような細かな工夫も、「エレクタ」の魅力です。

エレクタ丈夫さと高級感を兼ね備えた生地「エレクタ」は、スーツを日常的に着るビジネスマンを中心に、オーダースーツ初心者からリピーターの方まで、多くの方に支持されているロングラン素材です。

完成度が高く、トレンド柄からベーシックな柄まで揃っている、ゼニアの定番レーベル「エレクタ」。定番であるということはつまり、「エレクタ」で作ったスーツは、流行に左右されることなく長く着ることができる、ということです。ゼニアのスーツを仕立てたいと考えるのであれば、一度はチェックしておきたい生地だと言えるでしょう。

生地NO.Z138-3452
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラック
シルバーストライプ
解説 綾織りをベースに折柄を加えた1.5間隔のシルバーストライプ。 その中にもシルバーとシャドーストライプが入っていて光の加減でシャドーストライプが浮かび上がります。 オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-3455
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
シルバーストライプ
解説 綾織りをベースに折柄を加えた1.5間隔のシルバーストライプ。 その中にもシルバーとシャドーストライプが入っていて光の加減でシャドーストライプが浮かび上がります。 オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-3451
 商品名 エレクタ(秋冬)
チャコール
シルバーストライプ
解説 綾織りをベースに折柄を加えた1.5間隔のシルバーストライプ。 その中にもシルバーとシャドーストライプが入っていて光の加減でシャドーストライプが浮かび上がります。 オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-1981
 商品名 エレクタ(秋冬)
グレー
シルバーストライプ
解説 秋冬エレクタの定番柄、8mm間隔のペンシルストライプ。一番ベーシックな誰にでもお似合いになる毎年根強い人気の1着です。
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生地NO.Z138-3383
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラック
変則ヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 1.0mm間隔のペンシルストライプの中に変則的なマイクロヘリーボーン柄が3本入っています。 ヘリンボーン柄が光の加減で2本のシャドーストライプにも見えます。オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-3384
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
変則ヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 1.0mm間隔のペンシルストライプの中に変則的なマイクロヘリーボーン柄が3本入っています。 ヘリンボーン柄が光の加減で2本のシャドーストライプにも見えます。オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-3381
 商品名 エレクタ(秋冬)
チャコール
変則ヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 1.0mm間隔のペンシルストライプの中に変則的なマイクロヘリーボーン柄が3本入っています。 ヘリンボーン柄が光の加減で2本のシャドーストライプにも見えます。オーダー生地ならではの凹凸感を利用したお洒落な素材です。
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生地NO.Z138-3463
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラック
シルバー×シャドーストライプ
解説 綾織り柄をベースに8mm間隔でシルバーとシャドーのグラデーションストライプが入っています。 表面の凹凸感があるおしゃれな1着です。
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生地NO.Z138-3465
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
シルバー×シャドーストライプ
解説 綾織り柄をベースに8mm間隔でシルバーとシャドーのグラデーションストライプが入っています。 表面の凹凸感があるおしゃれな1着です。
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生地NO.Z138-3476
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
マイクロヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 マイクロヘリンボーン柄をベースに1cm間隔でシルバーとシャドーのグラデーションストライプが入っています。 表面の凹凸感があるおしゃれな1着です。
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生地NO.Z138-3472
 商品名 エレクタ(秋冬)
グレー
マイクロヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 マイクロヘリンボーン柄をベースに1cm間隔でシルバーとシャドーのグラデーションストライプが入っています。 表面の凹凸感があるおしゃれな1着です。
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生地NO.Z238-6103
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラック
マイクロヘリンボーン×シルバーストライプ
解説 マイクロヘリンボーン柄をベースに4mm間隔でブルーとシルバーのグラデーションストライプが入っています。 ブルーのラインが光の加減で浮き上がる非常におしゃれな1着です。
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生地NO.Z238-6138
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラウン
ヘリンボーン×パープルストライプ
解説 ヘリンボーン柄をベースに2.2mm間隔でパープルのストライプが入っています。 間にもダブルのパープルストライプを入れた非常におしゃれな1着です。
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生地NO.Z238-5712
 商品名 エレクタ(秋冬)
チャコール
シルバー×シャドーストライプ
解説 1.0mm間隔でシャドーストライプとシルバーストライプを形成している2重柄のストライプ。シルバーストライプの両側にも細いシルバーストライプが入っています。 シルバーとグレーのグラデーションを利用したオーダー生地ならではのお洒落な素材です。
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生地NO.Z238-4914
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
マイクロヘリンボーン
解説 ベーシックなマイクロヘリンボーン柄。ビジネスシーンからフォーマルシーンまで幅広く使えます。
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生地NO.Z138-2953
 商品名 エレクタ(秋冬)
ブラック
変形マイクロストライプ
解説 マイクロストライプですが太いストライプと細ストライプが交互に入っています。
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生地NO.Z238-4203
 商品名 エレクタ(秋冬)
ネイビー
シャドーストライプ
解説 シャドーストライプが一番人気でしょう。
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生地NO.Z038T-0115
 商品名 エレクタ(秋冬)
ダークネイビー
サキソニー無地
解説 エレクターシリーズの中で最も濃いネイビー ほとんど黒と見分けるのが難しいほど濃い色です。
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生地NO.Z038-0621
 商品名 エレクタ(秋冬)
チャコール
サキソニー無地
解説 エレクターシリーズの中で最も濃いネイビー ほとんど黒と見分けるのが難しいほど濃い色です。
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